マザーウッドは、株式会社ピュアノーブルが販売しているオーガニックコスメのブランドです。シリーズで美容液やクリームなどが展開されており、今回は「マザーウッド&シルクローション(化粧水)」に注目して紹介していきます。
ピュアノーブルは、無添加化粧品に強いこだわりを持っている会社で、生半可なものではない、「本気モードのオーガニック化粧品」というコンセプトで、マザーウッドシリーズを開発したそうです。
特に、原料の安全性には細心の注意を払っており、キャリーオーバー成分が商品に含まれる危険性をなくすために、さまざまな工夫をしています。
キャリーオーバー成分とは、原料の段階で添加された防腐剤や保存料のこと。化粧品自体に使用した保存料などには、成分表示の義務がありますが、このキャリーオーバー成分に関しては、表記する必要がありません。つまり、表示上は無添加になっている商品にも、原料の段階で添加された保存料などが含まれている可能性が有り得るのです。
そんなリスクを避けるため、マザーウッドは、原料のハーブの栽培に使用する肥料に注目。市販の肥料に含まれている鶏の糞には、残留抗生物質の心配があるそうです。マザーウッドでは、独自の肥料を使用しているため、肥料の残留抗生物質がハーブに吸収される危険性はありません。
また、ハーブが育つ環境にも注意しています。マザーウッドの有機栽培ハーブは、20年以上寝かせた畑でしか栽培しません。土地にも、残留農薬の危険性があり、それがキャリーオーバー成分として化粧品に含まれてしまうことを心配しているためです。
栽培方法や原料にこだわっているオーガニック化粧品はありますが、土地にまで気を遣っている完全無添加化粧品(※)は、珍しいと思います。マザーウッドシリーズがお肌への安全性をいかに大切にしているのか、意識の高さが伺えますね。
マザーウッドシリーズの化粧水「マザーウッド&シルクローション」は、白樺樹液と有機ハーブを使用したオーガニック仕様です。
白樺樹液には、ミネラル、アミノ酸、キシリトール、ポリフェノールなど、肌に良いと言われている成分が豊富です。また、お肌に含まれている水分に近いので、お肌の角質まで浸透しやすいとのこと。美肌に必要な成分がこんなにたくさん含まれていて、しかも浸透しやすいのですから、言うことなしの原料ですね。
ですが、市販の化粧品には、白樺樹液はあまり使用されていないですよね。なぜなら、白樺樹液はなかなか手に入れにくいもので、雪解けの季節に1ヶ月間だけしか採取できません。そのため、手間ひまがかかる、貴重なものなのです。
マザーウッド&シルクローションに使用しているのは、人の手が入っていない、北海道の自然林に生息しているもの。希少な白樺樹液の中でも、特に質が高いものだそうです。
使い心地は、「サラサラなのに、しっとり!」と紹介されており、利用者の声には、「ベタベタした不快感がなくて、さっぱり気持ち良い!」という感想が多数です。しかし、「秋や冬、乾燥肌の人には、この化粧水だけではちょっと物足りないかも」という口コミも見かけます。トライアルセットがあるので、テクスチャーを試してから使用してみると良いかもしれません。
※このサイトでの「完全無添加」とは、石油系原料不使用・防腐剤不使用のことを指します。
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